女性に多い膠原病とは

髪の毛がいきなりゴソっと抜けた。

いつもより明らかに大量の抜け毛があった。

原因不明の発熱、関節や筋肉の痛み、皮膚の症状がある。

もしかしたらそれは膠原病かもしれません。

膠原病とは?


膠原病とは、全身の関節・筋肉・血管・皮膚などに炎症が見られる病気の総称です。

病名ではなく、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの数ある免疫系疾患の総称になります。 

男性よりも圧倒的に女性が多く、原因不明の発熱が原因で発見されることが多いです。

約1万人に1人の割合で発症し、遺伝的な要因が原因ではないかと言われていますが、未だ原因に関してははっきりとは分かっていません。

そして女性の抜け毛の原因として膠原病が知られています。

女性の抜け毛は膠原病の様々な症状の一つといえます。

膠原病の症状とは?

膠原病の症状には様々な種類があります。

初期症状


初期症状として原因不明の発熱関節や筋肉の痛み・皮膚に赤斑がでる・体重が急激に減少する・疲れやすくなるなどが挙げられます。
最初は風邪などと勘違いし、中々気づきにくいことが多いようです。

全身症状

発熱にも様々な症状があります。微熱が続く・高熱が出る・発熱を繰り返すなどです。
それぞれ起因する病気が違います。その他、リンパ節の腫れが見られる場合があります。

関節の症状


関節痛は、膠原病の多くに共通しています。
主に初期段階で現れます。発熱が続き、関節に腫れが見られる場合は膠原病の可能性が考えられます。

筋肉の症状

膠原病は筋肉にも炎症を起こします。筋肉痛や筋力の低下などの症状が表れてきます。
この場合、多発性筋炎・皮膚筋炎の可能性があります。

皮膚の症状

皮膚粘膜にも発疹や赤斑などが現れます。また皮膚の硬化やしこりなどの症状もあります。
また全身に栄養が行き届かず、抜け毛の症状が出てくることがあります。

髪の毛が急に大量に抜け始めた・円形または頭皮の一部分が抜け落ちた・見てすぐわかるほど頭髪のボリュームが減ったなど、急激に症状が現れた場合は、膠原病の可能性があります。

膠原病の原因とは?

では膠原病の原因には何が考えられるのでしょうか?

実は膠原病の原因ははっきりとは分かっていません。

現在最も有力な説は、遺伝免疫異常環境の3つの要因です。

どれか1つが原因ではなく、いくつもの条件が重なった時に発症すると考えられています。
ではそれぞれの詳細をご紹介します。

遺伝


一部の膠原病には遺伝的な要因が原因だと考えられます。

例を上げると、膠原病の一つである、全身性エリテマトーデスの患者さんを家族に持つ方は、持たない方よりもこの病気にかかる可能性が0.3%程高くなるという結果があります。

ただしこの結果は他の病気に比べてもかなり低いものです。
その為、遺伝と共に、他の要因が大きく関係していると言われます。

免疫


免疫異常が膠原病の原因の1つと考えられています。

免疫異常とは、自分が元々持っている体の中の成分を、免疫細胞が異物と勘違い攻撃してしまうことです。

抗体を作るリンパ球が突然変異を起こし、自分の成分に反応してしまったり、薬物や化学物質などにより自分の成分が変化し、それが異物だと判断され攻撃されてしまったりする説が考えられています。

環境


様々な環境的な要因が考えられます。感染症・ストレス・薬物・紫外線・妊娠・外傷・外科手術など全てがリスク因子になる可能性があります。

どれか1つだけでは無く、複数の原因が重なりあって起きることもあります。

膠原病の治し方、対策法

では膠原病に有効な対策法はどのようなものがあるでしょうか。

医師に相談する


対策としては自分で判断するのではなく必ず医師に相談しましょう。

大量の抜け毛や、全身の倦怠感、発熱など、明らかにおかしいと思った場合は早めに病院を受診しましょう。決して放置しないようにしましょう!

発熱なら内科、抜け毛なら皮膚科などを受診し、膠原病の疑いがあると診断された場合は専門医を紹介してもらえるでしょう。

早めに専門医を受診することで、正しい病名が分かり、早期から適切な治療を受けることが出来るでしょう。

検査方法は?


まず血液検査が行われます。
そこである程度の診断は可能ですが、膠原病だと確定するには抗体検査が必要となります。
専門的な検査が必要なので、やはり専門医の元で受けましょう。

またレントゲン検査尿検査も重要です。この様に様々な検査によって膠原病かどうか判断されます。

治療方法は?


膠原病の治療は、症状の種類により多岐に渡ります。
ですが症状は共通しているものも多く、主に薬物治療を行います。

  • ステロイド薬

その代表的なものが1つがステロイド治療です。

具体的には副腎皮質ステロイドホルモンと呼ばれるタイプの薬を処方されることが多いようです。

最初は少し多めの量の薬を処方し、徐々に減らしていくようです。
量の見極めが大切なので、専門医の適切な指導の元治療を受けましょう。

ただ、このステロイド薬は副作用が出る場合もあるようです。
副作用の一つにに抜け毛も含まれているものもあるようです。

膠原病が重症化するとともに、ステロイド剤も多くなり、副作用も強く出てくる恐れがあります。
副作用が気になる場合は直ぐに医師や薬剤師に相談しましょう、必要であれば薬を変える場合もあるでしょう。

抜け毛も気になると思いますが、まずは医師の指示に従い膠原病の治療に専念することが大切です。

  • 免疫抑制薬

免疫に関係する白血球やリンパ球の増殖を抑えてくれる薬剤です
ステロイド剤で効果が薄い場合に、補助として使われることが多いようです。
こちらも少なからず副作用があるようです。

  • 症状が改善してきたらヘアケアも

抜け毛や副作用が気になるから…と勝手に薬の服用をやめるのはやめましょう。
薬の服用をやめると、重症化することも考えられます。

事前にどんな副作用が出るのか確認しておき副作用が出た場合は、まず医師に相談しましょう。

そして薬により他の症状が改善して余裕が出てきたら、医師に相談し普段のヘアケアを行いましょう。

シャンプーや育毛シャンプー、育毛剤やマッサージなど、自分で手軽に行える範囲から始めてみましょう。
もし成分が気になる場合は、医師に確認することをおすすめします。

膠原病まとめ

膠原病には様々な症状があります。
最初は風邪と間違える事も多く、気がついたら重症化してしまうこともあります。
普段と違うな?と思ったら、まず病院を受診しましょう。

抜け毛が気になるかもしれませんが、まずは病気を治すことが一番です。
焦らずにゆっくりと治しましょう。

そして症状が回復してきたら、医師に相談しヘアケアを始めてみることが良いでしょう。